🎶 はじめに
「ドラムを始めたけれど、どれくらい練習すれば上達できるんだろう?」
「毎日1時間も叩けない…それでも上手くなれるの?」
こんな質問をよく受けます。
結論から言うと、練習時間よりも“練習の質”の方が大切です。
理想を高く持ちすぎて続かなくなるよりも、
短くても集中できる時間を毎日積み重ねていくことの方が、確実に上達につながります。
⏰ 練習時間の目安
| 状況 | 内容 | 効果的な頻度 |
|---|---|---|
| 忙しい日 | 苦手な動きを5〜10分だけ | 毎日意識することで記憶に残る |
| 余裕のある日 | ドラムセットで1〜2時間 | 実践感覚を磨く |
| 週全体の目安 | 合計で3〜5時間 | 十分に効果あり |
💡 たとえ「1日10分」でも、毎日触ることが大事です。
間が空いてしまうと、体の感覚がすぐにリセットされてしまいます。
🎯 練習内容のポイント
「好きな曲をなんとなく叩く」ではなく、
**“苦手な部分だけを集中して練習する”**ことが上達の近道です。
たとえば…
- 右足のタイミングがズレる → その1小節だけ繰り返す
- スネアのアクセントが弱い → メトロノームに合わせて強弱練習
- 8ビートのフィルインが崩れる → 手順だけを練習パッドで確認
このように、“狭く深く”を意識するのがポイントです。
🧘♂️ 練習は「ドラムを叩いていない時間」にもできる
実は、ドラム練習はスティックを握っていない時間でも可能です。
- 通勤中にリズムをイメージする
- テレビを見ながら足踏みと膝を叩く
- 頭の中で曲の展開をリズムに置き換える
「体を使わなくても、脳がリズムを覚える」
これが、最も効率的な練習法です。
生徒さんにもよく伝えていますが、
“想像して叩く”ことも立派な練習です。
🎧 練習の質を上げる「録音・録画」
短時間の練習でも、録音や録画をすることで効果が倍増します。
自分の音を客観的に聴くことで、
「思っていたより走ってる」「スネアが弱い」といったズレに気づくことができます。
自分の“認識と現実の差”を埋めることが、上達の最短ルート。
そして、レッスンではその録音を一緒に聴きながら、
改善点を具体的にアドバイスすることも可能です。
🥁 続けるための最適なペース
現実的なおすすめはこの組み合わせです👇
- 平日:1日10〜15分の基礎練習 or 苦手克服
- 週末:1〜2時間の集中練習(スタジオ or 電子ドラム)
これなら忙しい社会人でも無理なく続けられ、
1ヶ月もすれば確実に手足の感覚が変わってきます。
✨ まとめ
練習時間を「量」で考えるよりも、
「どう時間を使うか」にフォーカスしましょう。
- 1時間やらなくても、10分でもOK
- 苦手な部分にフォーカス
- イメージトレーニングも練習
- 録音で客観的にチェック
ドラムは“続けた人が勝つ楽器”です。
無理なく、自分のペースで。
音を出すたびに“昨日より気持ちいい音”が鳴っていれば、それで十分です。
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