ドラムを叩き始めるのは楽しいものですが、「なんだか上手くならない」「家で何を練習すればいい?」と悩む方も少なくありません。

現役プロドラマーが指導するMUNE DRUM LABの講師が、ドラム初心者が陥りやすい5つの失敗パターンと、自宅でもできる効果的な改善法を解説します。この失敗を知っておけば、あなたは最速で上達できます!


失敗 1:スティックの握り方が「力みすぎ」

多くの初心者の方が、スティックを「強く、しっかり」握りすぎています。結果、手首や腕に余計な力が入ってしまい、すぐに疲れてしまうだけでなく、音も硬く響きのないものになってしまいます。

💡 改善法:リバウンド(跳ね返り)を使う練習を

プロは、スティックが太鼓やパッドに当たって**自然に跳ね返ってくる力(リバウンド)**を活かして叩いています。

  1. 軽い握り方: スティックを小鳥を包むように優しく握り、人差し指と親指で支えるポイントを見つけましょう。
  2. 指の遊び: 力を抜いて、スティックが握りの中で少し動く「遊び」がある状態をキープします。
  3. 練習: パッドに軽くスティックを落とし、跳ね返りをキャッチする練習を繰り返すことで、手の力の抜き方が自然と身につきます。

失敗 2:基礎練習を「単調」だと飛ばしてしまう

好きな曲を早く叩きたい気持ちはわかりますが、基礎練習を「退屈だから」と避けてしまうと、必ず上達の壁にぶつかります。特に左右のバランス安定したテンポは、基礎練習でしか身につきません。

💡 改善法:メトロノームは「師匠」だと思って活用する

  1. メトロノームを鳴らす: クリック音に合わせて、右手と左手を交互に叩く(シングルストローク)練習を、必ずメトロノームと一緒に毎日5分だけでも行います。
  2. テンポの変化: 最初はゆっくり(例:BPM60)から始め、徐々に速く、またゆっくりに戻す練習を繰り返します。
  3. 基礎練習を「楽しむ」: 「この練習が好きな曲を叩く土台になる」と意識を変えることが大切です。

失敗 3:手足のコンビネーション練習で「欲張りすぎ」

「ハイハット・スネア・バスドラムを同時に動かす」というドラムのコンビネーション練習で、最初から複雑なパターンに挑戦し、パニックになってしまう失敗です。

💡 改善法:分解して、ゆっくり「脳に覚えさせる」

  1. 分解して練習: 最初にハイハットとバスドラムだけ、次にハイハットとスネアだけ、とパーツごとに分けて完璧に叩けるようにします。
  2. 超スローテンポ: 組み合わせて叩くときも、メトロノームを超スローテンポ(BPM40など)に設定し、まるでロボットが動くように正確に動作を確認しながら叩きます。
  3. 録画して確認: 自分の演奏をスマホで録画し、手足の動きや姿勢が崩れていないかを客観的にチェックしましょう。

失敗 4:自宅練習を「叩くだけ」で終わらせている

ドラムセットがない自宅での練習は、どうしてもモチベーションが下がりがちです。ただドラムパッドを叩いているだけでは、「上達している実感」が得られにくくなります。

💡 改善法:音楽を聴きながら「頭の中で演奏する」

  1. 曲を聴き込む: 好きな曲を聴きながら、ドラムの音だけに集中して聴き込み、どんなリズムパターンなのかを分析します。
  2. エアドラム: スティックを持たずに、全身でドラムを叩いているかのように動いてみます。手足のコンビネーションを「体で覚える」ことができます。
  3. 音符を書いてみる: もし楽譜が読めなくても、自分なりに「丸」「三角」などでドラムの音を書き出し、それを再現してみる遊びを取り入れると、脳が活性化されます。

5:自分のクセや間違いに「気づけない」

最も上達を妨げる失敗は、自分自身のフォームのクセや、間違った練習法に気づかないまま、練習を続けてしまうことです。特に独学では、悪い癖が一度ついてしまうと直すのに時間がかかります。

💡 改善法:プロの指導で「最短ルート」を進む

  1. 客観的な視点: プロの講師は、あなたの叩き方を見た瞬間に、どこに力が入っているか、何が上達を妨げているかを見抜くことができます。
  2. 個別カリキュラム: MUNE DRUM LABでは、あなたの「好きな曲」を題材に、この失敗 1~$\text{4}$を乗り越えるためのマンツーマンレッスンを提供しています。「楽譜が読めない」方も安心です。
  3. 環境: 北部スタジオにはプロ仕様の機材と録音環境があり、自分の音を客観的に聴くことで、正しいフォームと音を最短で習得できます。

まとめ:失敗を恐れず、一歩踏み出しましょう!

ドラムの上達は、正しいスタートと正しい練習法にかかっています。

「力が入りすぎる」「基礎練習を飛ばす」といった失敗は、ほとんどの初心者が経験することです。大切なのは、それをプロの指導で素早く修正し、楽しい練習に時間を注ぐことです。

奈良・橿原でドラムを始めたい方へ

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