2025年10月26日、前日と同じく京都のルクラブジャズにて、ジャズセッションのホストを務めました。
セッションの仕切り
今回のセッションは、サックスの篠崎雅史さんが仕切り役です。
昨日と同じお店なので、自分のシンバルをセッティングしたまま、セッションに参加されたお客さんにも演奏してもらいました。
自分のシンバルを使ってもらうこと
「自分のシンバルを人に使わせるなんて…」と思われるかもしれませんが、私には躊躇いはありません。
むしろ、自分のシンバルを客観的に聞く機会になります。
人によって、タッチや使っているスティックによる音の違いを楽しめます。
そして、シンバルは叩けば叩くほど育っていくもの。どんどん成長して、手助けをしてもらっている感覚です。
使用しているシンバル
ちなみに、また詳しくブログ投稿予定ですが、最近使っているシンバルは**istanbul agop(イスタンブール・アゴップ)**というトルコのメーカーで揃えています。
正直、シンバルを語らせるとなかなか長くなります(笑)。
もちろん、プロのジャズドラマーであればみなさんこだわりがあると思いますが、私も結構色々と研究してきました。
また詳しく記事にしたいと思います。
ホストメンバー
今回のホストメンバーは、昨日のライブと同じく:
- Saxophone:篠崎雅史
- Piano:平川勝朗
- Bass:斎藤敬司郎
- Drums:棟允嗣(私)
いずれも京都の素晴らしいミュージシャンの方々です。
セッションの流れ
セッションは来られた順番に参加していく形式ですが、まずは最初にホストで一曲演奏します。
その様子をYouTubeにあげましたので、ご覧ください。
ドラムの参加者が多い
大体、いつもドラムの参加者の方が多いので、この1曲で私の仕事は終わることが多いです。
逆に、ベースの参加者は少ないことが多く、この日もベースの斎藤くんはずっと弾きっぱなしでした。お疲れ様です🙏
シンバルの響きから学んだこと
今回、いろんなドラムの人が来て、そのサウンドの違いを楽しんでいました。
そして、少し不思議な発見がありました。
リベットについて
私のシンバルは2枚ともライドシンバルで22インチ、リベットを2つ打っています。
リベットを打つことで、より音が長く続いて、ジャズっぽい響きになります。お気に入りのセッティングです。
人によって響きが変わる
ところが、このリベットの響きが:
- 分離して聞こえる人
- うまく混ざっているように聞こえる人
がいました。
正直、前者の人の演奏を聴いている時に「リベットを外そうかな」と思い始めたのですが、後者の人の演奏を聴いて、「あぁ、大丈夫だな」と思いました。
原因は何なのか
これは原因が全くわからないのですが、何かタッチだけじゃない全体のサウンドの出し方なのかと推測します。
本当にドラムっていろんな要素が絡んでいて、簡単なようで、繊細で、自分の理想を求めると、本当に難しい楽器だと感じます。
だからこそ面白いのですが。
機材が演奏を変える
シンバルを変えることでも、また見える世界が変わります。
演奏の内容も変わったりします。
参加者の演奏を聞きながら、そんなことを思いました。
セッションについて
こちらのセッションは、サックスの篠崎さんリーダーのセッションで、毎月最終日曜日に開催されています。
私は毎月ではないですが、数ヶ月に1回ペースでホストを務めています。
京都でもレベルの高いセッションだと思うので、ご興味ある方はぜひご参加くださいませ。
セッション情報
会場:ルクラブジャズ(Le Club Jazz)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ktsin/
- 所在地:京都
- 開催:毎月最終日曜日
- リーダー:篠崎雅史(サックス)
レベルの高いジャズミュージシャンとのセッションを楽しめます🎵
MUNE DRUM LAB
ドラム教室の運営と並行して、様々なライブ活動やセッションホストも行っています。レッスンでは、こうした現場での経験や発見を活かした実践的な指導を心がけています。機材へのこだわりや、音作りについても丁寧にお伝えします。
