「ドラム教室の体験レッスンに申し込んだけど、何を準備すればいいの?」 「どんな服装で行けばいい?」 「当日は何をするの?緊張する…」
初めての体験レッスンは、誰でも不安なものです。でも、事前に何をするのか、何を準備すればいいのかを知っておけば、リラックスして臨めます。
今回は、ドラム教室の体験レッスンについて、持ち物から服装、当日の流れまで、現役ドラム講師が完全解説します。この記事を読めば、不安なく体験レッスンに参加できるはずです。
体験レッスンとは?目的を理解しよう
まず、体験レッスンの目的を理解しましょう。
体験レッスンは、「入会を強制するためのもの」ではありません。
体験レッスンの本当の目的
あなたにとっての目的:
- 教室の雰囲気を確かめる
- 講師との相性を見る
- 実際にドラムを叩いてみる
- レッスン内容を体感する
- 自分に合っているか判断する
教室にとっての目的:
- あなたのレベルや目標を知る
- 教室の方針を伝える
- 質問に答え、不安を解消する
- お互いに相性を確認する
体験レッスンは、あなたと教室の「お見合い」のようなものです。どちらか一方が選ぶのではなく、お互いに相性を確かめる場なのです。
体験レッスン前の準備|持ち物リスト
体験レッスンに必要な持ち物は、実は非常に少ないです。
必須の持ち物
1. 動きやすい服装で来ればOK(詳細は後述)
2. 特になし!
意外かもしれませんが、基本的に手ぶらで大丈夫です。
教室側で用意されているもの
- ドラムセット
- スティック(貸し出し)
- 練習パッド(使う場合)
- 楽譜やテキスト(必要な場合)
MUNE DRUM LABを含め、ほとんどのドラム教室では、体験レッスンに必要なものはすべて用意されています。
あると便利な持ち物(任意)
メモ帳とペン レッスン内容や練習のポイントをメモしたい方は持参すると便利です。ただし、スマホのメモアプリでも十分です。
マイスティック(すでに持っている場合) すでにスティックを持っている方は、持参してもOKです。ただし、教室のスティックを借りることもできるので、必須ではありません。
タオル 手汗をかきやすい方は、タオルがあると快適です。
服装はどうすればいい?
「体験レッスンにはどんな服装で行けばいいの?」
これもよく聞かれる質問です。
基本は「動きやすい服装」
ドラムは全身を使う楽器なので、動きやすい服装が基本です。
おすすめの服装:
- Tシャツやカットソー(上半身)
- ジーンズやチノパン、スウェットパンツ(下半身)
- スニーカーや動きやすい靴
要するに、普段着で大丈夫です。
避けた方が良い服装
スカートやワンピース 足を大きく開いてペダルを踏むため、スカートは不向きです。どうしてもという場合は、レギンスなどを下に履くと良いでしょう。
タイトな服やスーツ 腕を大きく動かすため、体を締め付ける服装は避けましょう。
ヒールやサンダル ペダルを踏むため、ヒールやサンダルは危険です。スニーカーなど、しっかりと足を固定できる靴を選びましょう。
アクセサリーや腕時計 スティックを振る際に邪魔になることがあります。外せるものは外しておくと安心です。
季節別のアドバイス
夏場 エアコンが効いていても、ドラムを叩くと汗をかきます。吸汗性の良い素材の服がおすすめです。
冬場 スタジオ内は暖房が効いていることが多いですが、厚手のセーターやジャケットは脱ぎやすいものを選びましょう。
髪型について
長い髪の方は、ドラムを叩く際に邪魔にならないよう、髪を結んでおくと良いでしょう。
体験レッスン当日の流れ(所要時間30分)|完全ガイド
では、実際の体験レッスンは、どのような流れで進むのでしょうか?
教室によって多少の違いはありますが、MUNE DRUM LABでの一般的な流れをご紹介します。
ステップ1:受付・挨拶(2分)
教室に到着したら、まずは受付で挨拶をします。
「体験レッスンの○○です」と名乗れば、スタッフや講師が対応してくれます。
初対面で緊張するかもしれませんが、講師も「初めての方が緊張している」ことはよく理解しています。リラックスして大丈夫です。
ステップ2:カウンセリング・ヒアリング(5分)
レッスンを始める前に、講師があなたのことを知るための時間です。
よく聞かれる質問:
- ドラム経験はありますか?(未経験でも全く問題なし)
- 他の楽器の経験はありますか?
- どんな音楽を聴いていますか?好きなアーティストは?
- 叩いてみたい曲はありますか?
- ドラムを始めようと思ったきっかけは?
特に重要なのが「どんな音楽が好きか」です。MUNE DRUM LABでは、あなたの好きなアーティストの曲の中から、体験レッスンで叩ける簡単な曲を選んで練習します。
「特に好きなアーティストがいない」という場合でも大丈夫。レッスンで使っている曲の中から、あなたに合った曲を講師が選びます。
これらの質問は、あなたに合ったレッスン内容を組み立てるためのものです。正直に、気楽に答えてください。
ステップ3:ドラムセットの説明(3分)
ドラムセットの各パーツの名前と役割を、簡単に説明してもらえます。
- スネアドラム(真ん中の小さい太鼓)
- バスドラム(足で踏む大きい太鼓)
- ハイハット(左足で操作するシンバル)
- タム(上の方にある太鼓)
- クラッシュシンバル(叩くとジャーンと鳴る)
難しい専門用語は使わず、わかりやすく説明してくれるはずです。
ステップ4:スティックの持ち方・叩き方の基礎(5分)
いよいよ、実際にスティックを持ちます。
学ぶこと:
- スティックの正しい持ち方
- 手首の使い方
- スティックの振り方
- 力の入れ方・抜き方
最初は練習パッドで、基本的な動きを練習することが多いです。
「こんな基礎的なことから?」と思うかもしれませんが、この基礎が非常に重要です。正しいフォームを最初から身につけることが、上達への近道なのです。
ステップ5:実際にドラムセットを叩いてみる(10分)
いよいよ、ドラムセットに座って叩いてみます。
体験レッスンで叩くもの:
- 各パーツを一つずつ叩いてみる
- 簡単なリズムパターン(8ビートの基本形など)
- 可能なら、簡単な曲に合わせて叩いてみる
完璧にできる必要はありません。「ドラムを叩く楽しさ」を体感することが目的です。
講師が丁寧にサポートしてくれるので、間違いを恐れず、思い切り叩いてみましょう。
ステップ6:質問タイム・今後の説明(5分)
レッスンの後、質問や相談の時間があります。
聞いておくべきこと:
- レッスンの料金体系
- レッスンの頻度(週1回?月2回?)
- レッスンのスケジュール調整は可能か
- 自宅での練習方法
- 入会までの流れ
- その他、不安なこと
遠慮せず、気になることは全て聞いておきましょう。ここで疑問を解消しておくことが大切です。
ステップ7:入会の判断(その場でなくてOK)
「今日入会しますか?」と聞かれることもあるかもしれませんが、その場で決める必要はありません。
「一度持ち帰って考えます」と言っても、全く問題ありません。良心的な教室であれば、無理に入会を迫ることはありません。
MUNE DRUM LABでは、体験レッスン後、ゆっくり考えていただいてから決めていただいています。
体験レッスンでチェックすべきポイント
体験レッスンは、教室を選ぶための重要な機会です。以下のポイントをチェックしましょう。
講師との相性
チェックポイント:
- 説明がわかりやすいか
- 質問しやすい雰囲気か
- 威圧的でないか
- 初心者に対して親切か
- 話しやすいか
講師との相性は、継続する上で最も重要です。技術が高くても、相性が悪ければ続きません。
教室の雰囲気
チェックポイント:
- スタジオは清潔か
- 機材の状態は良いか
- 防音はしっかりしているか
- アクセスは良いか
- 他のスタッフの対応はどうか
長く通うことを考えると、教室の雰囲気も大切です。
レッスン内容
チェックポイント:
- 自分のレベルに合った内容か
- 目標に合ったカリキュラムか
- 個人レッスンかグループレッスンか
- レッスン時間は適切か
「楽しい」と感じられるかどうかが、最も重要です。
料金体系の明確さ
チェックポイント:
- 月謝は明確か
- 入会金や教材費は?
- 追加費用はないか
- キャンセルポリシーは?
後から「こんな費用がかかるとは思わなかった」とならないよう、料金体系は明確に確認しましょう。
柔軟性
チェックポイント:
- スケジュール調整は可能か
- レッスン内容は相談できるか
- 目標に合わせてくれるか
一人ひとりのニーズに柔軟に対応してくれる教室がおすすめです。
よくある不安と解消法
体験レッスンに関するよくある不安と、その解消法をご紹介します。
不安1:「全くの初心者だけど大丈夫?」
回答:全く問題ありません。
体験レッスンは、むしろ初心者のためのものです。経験者が体験レッスンを受けることの方が珍しいくらいです。
講師は、初心者に教えることに慣れています。「こんな質問、恥ずかしい」と思うようなことでも、遠慮なく聞いてください。
不安2:「リズム感がないけど叩ける?」
回答:リズム感は後から身につきます。
体験レッスンの段階では、リズム感がなくて当然です。リズム感を育てるのが、レッスンの目的の一つです。
「リズム感がない」ことを理由に諦める必要は、全くありません。
不安3:「楽譜が読めないけど大丈夫?」
回答:楽譜が読めなくても全く問題なし。
ドラムは、楽譜がなくても演奏できます。見て、聴いて、真似するだけでOKです。
必要になったら、レッスンの中で少しずつ学べば十分です。
不安4:「体力がないけど大丈夫?」
回答:体力は必要ありません。
ドラムは、体力ではなく「正しいフォーム」が重要です。正しいフォームで叩けば、疲れずに演奏できます。
むしろ、体力がない方が、無駄な力を抜いて叩く正しいフォームを身につけやすいこともあります。
不安5:「入会を強制されない?」
回答:良心的な教室なら、強制されません。
体験レッスンを受けたからといって、入会する義務はありません。
もし「今日入会しないと損ですよ」などと強く勧誘された場合、その教室は避けた方が良いかもしれません。
MUNE DRUM LABでは、無理な勧誘は一切行いません。じっくり考えて、納得してから決めていただいています。
体験レッスン後にすべきこと
体験レッスンを受けた後、どうすれば良いのでしょうか?
すぐに決めなくて良い
教室選びは重要な決断です。その場で決めず、一度家に帰って冷静に考えましょう。
考えるべきポイント:
- 講師との相性は良かったか
- 教室の雰囲気は自分に合っていたか
- レッスン内容に満足できたか
- 料金は予算内か
- 通い続けられそうか
複数の教室を比較する
可能なら、2〜3つの教室の体験レッスンを受けて比較することをおすすめします。
比較することで、各教室の特徴がより明確になり、自分に合った教室を見つけやすくなります。
質問リストを作っておく
体験レッスン中は緊張して、聞きたいことを忘れてしまうこともあります。
事前に質問リストを作っておき、スマホのメモに保存しておくと良いでしょう。
MUNE DRUM LABの体験レッスンの特徴
MUNE DRUM LABでは、初心者の方が安心して体験レッスンを受けられるよう、以下のような配慮をしています。
完全個人レッスン
他の生徒さんの目を気にすることなく、マンツーマンでレッスンを受けられます。
初心者に特化した内容
全くの初心者でも、楽しくドラムを体験できるよう、わかりやすく丁寧に指導します。
無理な勧誘なし
体験レッスン後、無理に入会を勧めることは一切ありません。じっくり考えて決めていただけます。
質問しやすい雰囲気
どんな小さな疑問でも、遠慮なく質問できる雰囲気作りを心がけています。
明確な料金説明
体験レッスン時に、料金体系を明確に説明します。「後から追加費用が発生する」という心配はありません。
まとめ:準備万端で体験レッスンへ
体験レッスンを受ける前に知っておきたいことをまとめます。
持ち物:
- 基本的に手ぶら(スティックは貸し出し)
- 動きやすい服装
- 飲み物(あると便利)
服装:
- 動きやすい普段着でOK
- スカート、ヒールは避ける
- アクセサリーは外しておく
当日の流れ:
- 受付・挨拶(2分)
- カウンセリング(5分)
- ドラムセットの説明(3分)
- 基礎練習(5分)
- 実際に叩いてみる(10分)
- 質問タイム(5分)
- 入会の判断(後日でOK)
チェックポイント:
- 講師との相性
- 教室の雰囲気
- レッスン内容
- 料金の明確さ
- スケジュールの柔軟性
よくある不安:
- 初心者でも大丈夫(むしろ初心者向け)
- リズム感は後から身につく
- 楽譜が読めなくてもOK
- 体力不要
- 入会強制なし
準備は万端です。あとは、体験レッスンを楽しむだけ!
不安や緊張は誰にでもあります。でも、体験レッスンを受けてみれば、「意外と楽しい!」「できそう!」と感じるはずです。
MUNE DRUM LABでは、初めての方でも安心して体験レッスンを受けられるよう、全力でサポートします。
さあ、勇気を出して、体験レッスンに申し込んでみませんか?新しい趣味との出会いが、あなたを待っています!
関連記事
